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Windows Embedded

Windows Embeddedとは

組込み製品向けの windows OSで、主に産業用PCやPCベースのコントローラで使用されることの多いOSです。

2002年にWindows XP Embeddedが発売されてから、Windows Vista for Embedded System、Windows 7 for Embedded System、Windows10 IoT Enterprise、Windows11 IoT Enterprise がMicrosoftから販売され続けています。

もちろん組込み向けのOSなので電源断対策機能(ライトフィルタ)やリアルタイム性もあります。

 

システム要件

これからWindows OSを検討される場合は、恐らくWindows10 IoT EnterpriseもしくはWindows11 IoT Enterpriseが候補になるかと思います。

システム要件はこちらです。一番の違いは必要なハードディスクの空き容量です。


※Windows10 の64bit版は64bitで動作させるためにはメモリ4GB必要

LTSCモデル(長期供給)

OSのバージョンが変わってしまうと、その都度動作検証が必要になり、安定して製品供給ができなくなります。そのため、組込み製品ではバージョン固定で供給されるモデルのOSを選ぶ必要があります。

10年間、同じバージョンで供給され続けるOSにはLTSCと名前が付けられています。
LTSCはLong Term Servicing Channelの略。

例えば、Windows10 IoT Enterprise LTSC 20212021年リリースのWindows10 IoT Enterpriseを10年間供給し続けてくれます。

各OSの供給期間はこちら。

2023/3/19現在、Windows11 IoT EnterpriseのLTSCモデルはまだ販売されていないようです。

さいごに

組込みLinuxが有名でWindows Embeddedがあまり知られていないと思ったのでWindowsにも組込みOSがありますよ、という紹介記事でした。

 

 

以上